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【調査】独身者の現状調査報告 「行き遅れ」が深刻な都市は?

2016-12-30 人民網日本語版 人民网日文版



婚活サイト「珍愛網」は28日、「2016年独身者現状調査報告(以下、『報告』)」を発表した。報告から、全国の独身者は、男女比がアンバランスで、北京女性と深セン男性の「行き遅れ」が最も深刻であることが明らかになった。また、理想の結婚相手として最も人気が高かったのは、28歳の「やや熟女」と33歳の「優良物件男」だった。春節(旧正月)連休中、一線都市の独身者は、婚活パーティの「掛け持ち」に精を出し、その半数近くが「独身サブカルチャー」という落とし穴に陥るという。また職業別で最も「行き遅れ」になりやすいのは、女性が販売職、男性はIT系だった。北京晨報が伝えた。

 

○「掛け持ち婚活パーティ」が盛んな深セン・北京・広州

 

毎年年末のたびに、独身者のほとんどが最も憂鬱な気分に襲われる。なぜならこの時期は1年のうちで最も「結婚を急かされる時期」だからだ。報告によると、独身男女のうち、「早く結婚するよう周囲から急かされた」経験のある人は全体の7割を上回り、そのうち約2割は、「この1年間で、両親から早く結婚するよう急かされた回数は12回以上」と答えた。独身男女の半数近くは、「新年を迎えるたびに、必ず早く結婚するよう急かされる」としている。

 

間もなくやって来る春節(旧正月、2017年は128日)について、独身男女のほとんどが「婚活パーティに参加するか、もしくは参加をを考慮する」としている。7日間もの春節大型連休中、「婚活パーティに8回以上参加する」予定の人は54.7%に上った。これらの「掛け持ち婚活パーティ」組は、深センが最も際立っており、深センの独身男女の3割近くが、春節連休中に「婚活パーティに掛け持ちで臨む」と答え、さらに北京、広州、武漢、長沙がこれに続いた。

 

○最も「行き遅れ」になりやすい都市-北京女性と深セン男性の「行き遅れ」が深刻

 

珍愛網の報告によると、全国で独身者が多い都市トップ10は順に、北京、深セン、上海、広州、成都、重慶、西安、武漢、東莞、長沙だった。

 

男女別にみると、独身女性の割合が全国で最も高いのは北京で、深セン、上海、広州、成都、重慶がこれに続いた。男性の独身者が全国最多の都市は深センで、第2位以下は、北京、広州、上海、重慶、成都だった。全国のほとんどの都市は、独身者の男女比がアンバランスであるという問題を抱えており、地域格差も生じている。そしてこのことが、独身者数の増加の最も大きな原因となっている。

 

○最も人気の独身タイプは広東の「28歳やや熟女」と北京の「33歳優良物件男」

 

膨大な数の独身者のうち、理想の結婚相手として最も人気があるのは、一体どんなタイプ?今回の調査では、アンケート調査のほか、複数回にわたる相互交流、理想の結婚相手の条件などを通じて情報を収集し、比較分析および統計を行った。それによると、独身女性で最も人気が高かったタイプは広東エリア在住、学歴は大卒、身長は159センチから163センチ、年齢28歳前後の「やや熟女」だった。一方、男性は北京エリア在住、学歴は大卒、月収2万元(約33万円)前後、身長175センチから180センチ、33歳前後の「優良物件男」が理想の相手ナンバーワンとなった。

 

○最も「行き遅れ」になりやすい職業:女性は販売職、男性はIT系

 

報告によると、各業界の独身者のうち、男性はネット業界のITエンジニアが最も多く、製造業のエンジニアがこれに続いた。一方、女性は、販売職が最も多く、金融関連業界で働く人が続いた。男性にとって、結婚相手の女性の職業として最も人気が高かったのは、経理、看護師、人事職だった。一方、女性にとって、結婚相手の男性の職業として最も人気が高かったのは、会計士、税理士、公務員だった。

 

○「独身脱出」を実現できない最大の原因:「現実逃避しているから」半数以上

 

このように頻繁に結婚を急かされて婚活パーティに参加しているにも関わらず、独身者の半数以上は、「親から早く結婚するように急かされても無視し、言いたいだけ言わせておく」、「話題を変えてごまかす」、「旅行に出て親や親戚からの攻撃を回避する」といった手段を講じて、現実から逃避し続けている。

 

さらに調査を進めてみると、「独身卒業を避けている人」のうち4割近くが「結婚相手を見つけることは非常に難しい」と感じており、2割以上が「たとえタイプの人と出会っても、コミュニケーションが下手なので、2人の関係を恋愛関係にまで発展させることは難しい」と考えていた。一方、「積極的に出会いの場を探す、または婚活にいそしむ」と答えた人は19%だった。

 

○配偶者のイメージで最も有利となる点:「料理が得意」は、お見合い成功率アップの秘訣

 

理想の結婚相手像に関する調査によると、「相手を選ぶときに、絶対に譲れない条件」として、男性は総じて、「ルックス」を挙げ、女性は「経済的状況」と答えた。このほか、5割以上の独身男女は、結婚相手に対する好感度ポイントがぐんと上がる決め手は、「料理が得意」を挙げた。

 

恋愛中や結婚生活における最も重要なポイントについて、「お互いが気兼ねせずに楽しく過ごせること」が最も多く、7割に達した。「お互い共通の趣味を持ち、共通の話題が多く、経済的に余裕があること」がこれに続いた。また、「幸福感が得られる源」に関する調査では、「仲が良い家庭」と答えた人が最多で6割に上り、「仕事での成功」と「身体的健康」がこれに続いた。

 

○最も普遍的な経済状況:6割超の独身者「貯蓄は1万元超」

 

報告によると、独身男女のうち、「個人的な貯蓄額は3万元から5万元」と答えた人の割合が最多で63.05%に達した。次に「6万元から10万元(15.37%)」が続き、「10万元以上」は12.18%。このような状況から、圧倒的多数の独身者は、「1万元以上の貯蓄」があることがわかる。


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